音楽と動画と静止画

サウンド機能を有効にする

FreeBSDではサウンドカード機能はデフォルトでは無効になっているため,まずこれを有効にする必要がある.

# kldload snd_driver
# cat /dev/sndstat

で pcm0: なんちゃらと表示されればサウンドカードは認識されている.kldload snd_driverは全てのドライバ*1を読み込むため,無駄がある.必要なドライバだけを読み込ませればよいので次にそれを調べる.調べるには以下のようにして行う.

# tail -f /dev/sndstat // Ctrl+Z で一時中断させる.
# kldunload snd_driver
# kldstat | grep snd // これで表示されるものが必要なドライバ.今回は,snd_ich.koが表示された.

やっていることは,/dev/sndstatを使用中にし,その状態から読み込んだsnd_driverを取り外すということをしている.ただし,使用中のドライバはunloadできないため,結果として必要なドライバだけが読み込まれた状態となる.
ここまで分かれば次回から自動的に起動するように設定しておく.

# vi /boot/loader.conf
--
snd_ich_load="YES"
snd_pcm_load="YES"
--

それと tail -f /dev/sndstat が動作しているので適当に終了させておくことを忘れずに.
参考 : http://iris.homeunix.net/yayoi/freebsd/device/sound.asp

音楽を聞く

mp3プレイヤーとしてaudaciousを使用する.

# cd /usr/ports/multimedia/audacious
# make install clean

pluginも入れる.

# cd /usr/ports/multimedia/audacious-plugins
# make config // OSSに印をつける.
# make install clean

audacious起動後,設定->オーディオ->現在の出力プラグイン->OSS Output Pluginに変更.

動画を見る

mplayerを使う.

# cd /usr/ports/multimedia/mplayer
# make install clean // 必要なものがあれば,印をつける. 

起動後,subfont.ttfがないとかのエラーが出るので,使用するフォントにシンボリックリンクを張っておく.

# cd ~/.mplayer
# ln -s /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType/ipamp.ttf subfont.ttf

うまく再生できない場合は,mplayerの設定からdriverやcodecを変更してみる.
今回は,使用するaudio dirverはoss, video driverはx11, codecはffmpegoggにしておいた.

静止画を見る

画像ビューアーはcomixを使用する.comixはzipやrarで固められた書庫ファイルも閲覧できるため便利.windowsでいうところの漫画ミーヤに近い感じ?

# cd /usr/ports/graphics/comix
# make install clean

*1:ちなみにsnd_driverの一覧は,/boot/defaults/loader.conf の Sound module セクションに記載されている.